故人様の趣味はコインコレクター

相続人である息子さん（長男）からのご依頼で、都内にある団地の2DKを遺品整理させていただきました。
ここの団地はエレベーター無しの階段作業でした。
5階が現場なので、いつもよりは多めのスタッフで作業させていただき、6名で作業しました。

私たちの仕事は10種類以上に分別しながら箱詰め、あるいは袋詰めして、同時に貴重品などの捜索も行います。
事前に貴重品が多数あると伺っていたのですが、初めて見る金貨などが発見されました。

100年以上も前の金貨

金貨の説明

これらの金貨は亡くなった父親の趣味で、その他、多数の古い紙幣や古いコインなどが発見されました。
お話を伺うと、十数年前に母が他界されてから、故人様（父親）はご自分の趣味であるコイン収集にかなりの熱を上げていたそうです。

今回も孤立死だったのですが、幸いにして早期発見でした。
故人である父親はいつも5階のベランダで外を眺めながら、好きな煙草を吸っていたそうです。
その姿を正面の団地住まいの方が良く拝見しており、2日間ほどベランダで外を眺めながら煙草を吸う姿が見えないことを不審に思い、正面の団地住まいの方が自治会に相談して、孤立死を早期発見できたそうです。

早期発見のため、腐敗もされておらず特殊清掃および消臭作業の必要性もない作業現場でした。
但し真夏の炎天下の階段作業だったため、スタッフの足腰を鍛えるには非常に良い現場でした（笑）

毎日ベランダで好きな煙草を吸っていた

実は今回のご依頼者様は、2度目のリピーターです。
今から約半年前に、今回の故人様である父親の妹の遺品整理を作業しました。
つまりその時に、弊社は甥より依頼されて遺品整理を作業しました。
私たち遺品整理業者の中には、「どうせ1度しか依頼のないサービスだから・・・」と、広告やホームページに記載している内容よりも実際は手抜き作業を行う話題も多く聞きますが、きちんとご依頼者様に寄り添ったサービスの提供を続けていけば、今回のようなリピーターあるいは、ご紹介で仕事の依頼が来るようになります。

弊社の場合では全体の50％近くがリピーターあるいは、ご紹介で遺品整理・特殊清掃の仕事をいただけております。
参考までに今回の作業は下記の通りです。

（情報提供：マインドカンパニー合同会社）