高齢者入居包括ケアのセミナーを初開催
東京都の家財整理相談窓口 県と市が後援
全国の遺品整理業者や片付け業者などで構成する(一社)家財整理相談窓口(東京都新宿区、神野敏幸代表理事)は7月22日、福岡市民会館(福岡市中央区天神5丁目)で高齢者入居の地域包括ケアに関するセミナーを福岡で初開催する。
同団体は、消費者に対する家財整理相談の窓口機能や支援活動、講座などを通じた業界全体の質向上を目的として昨年発足した。4月には名古屋で大家、住宅管理会社向けセミナーを開催したが、今回福岡で県と市の後援を受け初開催する。セミナーの名称は「住まいと地域包括ケア」。当日は、横手昌幸国土交通省住宅局安心居住推進課課長補佐、佐藤守孝厚生労働省老健局高齢者支援課長、岳本美保福岡市住宅都市局住宅計画課居住支援係長を招いた高齢者居住に関する取り組みなどについての講演や、同団体監事の岩橋ひろし友心社長による家財整理の実態と居住支援機関との連携に関する講演などを実施する。時間は午後1時から4時。参加費は無料で事前申し込みが必要。定員は300人。
岩橋監事は「行政が後援するセミナーは初。行政関係者、不動産管理者などが多く参加するセミナーの開催で、福岡を地域包括ケアのモデル都市にしていきたい」と話している。