要点:寄付・支援の重要性として…
繋がりを持つことから、信用を得て自社をアピールしていく事!
各種整理作業を通して、各市町村団体と、どの様に繋がりを持っていけば良いのか?
現在、多くの整理会社が存在する中で、未使用品・家財道具など古物商を通して販売している整理会社も多くいると思います。勿論、業として整理業を営んでおりますので、販売できる品物は販売していく事も一つの方法と考えます。
しかしながら、各社拠点を置いている市町村との「繋がり」は持てているでしょうか?
家財整理相談窓口加盟企業の中には、未使用品・家財道具などを、該当の市町村内の生活困窮者の方や、路上生活者様へ様々な品物を寄付させて頂く取り組みを行っている企業が存在します。「なぜ、この様な取り組みをされているのでしょうか?」と尋ねると、「我々は地域に密着した整理業者でありたい。」との返答でした。
また、寄付としての活動から、市町村からの信頼も頂く事ができ、多くの相談を受けさせて頂いております。数多くの整理会社が存在する中で、消費者の方々は料金体系・実績等ホームページより情報を確認し依頼をされておりますが、更にどれだけ地域社会貢献をしているのかも見られてきております。この様な取組みを含めて、加盟団体様の会社では、月に何度も市町村職員様が来社され、寄付品をもらいに来てくれているそうです。
会社内をオープンにすることも、繋がりを持ち信用を頂く手法となります。
また、一部の生活保護受給者様は、贅沢な生活をされているとの報道も出ていた時期もありますが、我々が入室させて頂くお部屋では、家財道具も冷暖房器具も備わっておらず、あるべき生活用品が無いままのお宅が多いと感じております。市町村職員様とのお話の中で、生活保護費(税金)ではそこまで賄いきれず、困っている現状があるとお聞きし、整理会社としてお力になる事、家財道具・生活必需品等の寄付をさせて頂く事も、専門業者としてあるべき姿であると思います。
どの様に、市町村との繋がりを持つべきなのか?家財整理相談窓口では、加盟事業者様より、実績をふまえた内容で、情報共有をしております。
各市町村団体との連携についてどの様な事をしていったらよいのか?
該当の各市町村との連携について、生前整理や遺品整理・特殊清掃などのセミナーを通して行政との連携を創り上げて行く事も、非常に大切な事です。
特に、孤独死・孤立死とは、ご遺族様にとっても非常に悲しい状態であり、現状を知っている、我々業者が現実を世に発信して、地域の繋がりを良くしていく取組みの一つとなればと思います。地域の繋がりの希薄化が、孤独死・孤立死を起こし死後日数が経ってしまい、悪臭・害虫によって発見されると言っても過言ではありません。
行政との連携では、各市町村町役場と同時に民生委員様などからの、地域社会の動向のヒヤリングから始めていきます。その後、自社ではどの様な事からサポートできるのか?自社の取組みを知って頂く事から始めないといけません。
各市町村団体と、どの様に繋がりを持っていけば良いのか?にも書かせて頂きましたが、仕事の営業をしに行っても、話は聞いて頂けますが、その先は無いと感じます。やはり、まずは寄付活動や、孤独死・孤立死を減らしていく為の取組みを、行っている事を、しっかりと伝えさせて頂き、行政との連携によって一人でも多くの方々へ言っ実を伝えさせて頂く事が重要と考えております。
各市町村では、孤独死・孤立死の数字的な統計や亡くなり方の統計はとられておりますが、室内の状況までの統計はありません。室内を知っているのは、ご遺族様や我々整理会社であります。
この様な現実がある事を伝え、自社のサポートできるところから地道に進めていく事により、各市町村との連携が創り上げられていきます。家財整理相談窓口では、関係省庁・各都道府県との連携を密にし、情報交換の場を作っております。国の求めるところから、都道府県・市町村と少しずつ広げていき、情報を発信し、加盟企業様と各市町村との連携を創り上げております。
NPO団体、福祉介護施設との繋がりについて、どの様に繋がりを持てばよいのか?
NPO団体様については、営利目的でない所がほとんどであり、地域の方々からの寄付によって、運営されている所も少なくありません。
家財整理相談窓口加盟企業様の中で、NPO団体様等との繋がりをとても多く持っている企業があります。どの様に繋がりを持たれたのか?と言うと、各団体様の定期的なお祭りなどで、未使用品のバザーを開催させて頂き、売上金については、全額寄付すると言う取り組みを行っているそうです。
その他、開封済みや使用中の文具などについては、児童養護施設などへ寄付させて頂いたり、おもちゃなどについては、障害をお持ちの子供たちが入所されている施設などへ寄付しているようです。生前整理・遺品整理の現場では、文具や懐かしいおもちゃから新しいおもちゃまで色々な物があります。これらを処分してしまうより、どこかで使って頂ければと言う思いから、各団体様へ寄付させて頂けないかと声掛けをし、繋がりを持たれたそうです。
福祉介護施設も同様に、生前整理・遺品整理の現場では多くの介護用品などもあります。これらの品物を寄付させて頂く取り組みから繋がりを持ち、信用して頂ける企業となっております。
※行政や各団体様との繋がりや連携では、先ず寄付という取り組みから関わりを持たせて頂き、自社を知って頂く事から始めなければいけません。そこから繋がりとなり、行政と連携していく事ができると思います。
家財整理相談窓口では、全国の整理会社様からの取組みや多くの事例をお聞かせいただき、業界全体を良くしていく事を目的として、取り組んでおります。
追加請求や貴重品を盗られてしまったなどの問題がある中、一日でも早く、ご遺族様・御依頼者様の想いに寄り添い、心を込めた整理会社を増やし、業界の健全化に力を入れていきます。